耐震 2026.07.29
「地震に強い家」は会社名で決まる?熊本地震の投稿を見て改めて考えた本当に大切なコト。
NO.1180
熊本県で震度7の地震が発生し
多くの住宅被害が報告されています。
SNSでは
「地震に強いと言われる家なのに被害を受けた
という声も見られました。
けれども本当に地震に強い家とは
住宅会社の名前だけで決まるのでしょうか?
この記事では
設計・施工・品質管理という視点で
「本当に大切なこと」をお伝えします。

ブログを書いているのは
富山県砺波市の工務店
株式会社暮匠(くらしょう)です。
自然素材の家でありながら
許容応力度計算による
「耐震等級3を標準仕様」とし
あなたと家族の
命を守る家づくりをしています!
バカがつくほど構造と性能にこだわる社長の
姉さん女房こと小橋博美が
365日ぶっ続けで書いています![]()
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もともと強い家づくりを
心掛けてきたワタシたちですが
能登半島地震の倒壊の惨状を
現地で自分の目で確認したときに
家のつくり方次第で
こんなにも人の命を左右するのだと
あらためて痛感しました。
いま住んでいる家で
これから建てる家で
また大きな地震が来た時に
ひとりでも多くの人が
命を落とさぬよう
家づくりを考える人が
間違った道に進まぬよう
正しい道しるべでありたい。
そんな想いで
毎日投稿しています!(●’◡’●)

> 2026.7.29
熊本県で震度7の地震が発生し
多くの方が不安な時間を過ごされました。
被害に遭われた皆様には
心よりお見舞い申し上げます。
ワタシも能登半島地震の際は
何かあったら運転できるようにと
毎日欠かさない晩酌もする気になれず
三日三晩過ごしたのを思い出します。
リアルな状況が知りたくて
地震のあとThreadsを開いてみました。
やはりそこには
実際に被災された方々の投稿が
数え切れないほど流れてきます。
「ほんま大変やなぁ~」と
能登半島地震を思い出しながら見ていると
その中で
ひとつの投稿がワタシの心に残りました。
それは
ある大手ハウスメーカーで家を建てて
住み始めてからまだ4か月という方でした。
写真とともに書かれていたのは・・・
「○○工務店の地震に強い家なのに
家はヒビだらけ、壁材もポロポロ落ちてきた。
戸棚のストッパーも作動せずめちゃくちゃ!
まったく効果が無くて本当にショックです!」
その投稿には
「うちも同じでした」
「期待していただけに残念でした」
そんなコメントが数多く寄せられていました。
きっと皆さん
「地震に強い」という言葉に
大きな安心と期待をして家づくりをされたのでしょう。
だからこそ
実際に大地震を経験したときのショックは
とても大きかったのだと思います。
気持はよく分かりますよね?
もし自分だったとしても
「こんなはずじゃなかった」と
思うに違いありません。
でも・・・
なんでしょう・・・
妙に胸に引っかかる・・・
「うちも○○工務店だったのに…」
「○○工務店だから安心してたのに…」
「○○工務店なのに…」
> 強い家は、本当に会社名で決まるのか?
その投稿には
こんなコメントもありました。
「○○工務店で建てたと思っているけれど
実際に建てているのは下請けの会社で
職人さんもその会社の下請けが多いからね。」
ワタシは思わず「そうそう!」と
うなずいてしまいました。
ただ、誤解をしてほしくないのは
下請けだから良くない
という意味ではありませんよ。
大手ハウスメーカーは
下請けに対してのマニュアルも
しっかりと対策してあります。
家を建てるには
それはたくさんの職人さんのチカラを
必用としています。
基礎をつくる人。
木を組み上げる大工さん。
屋根を仕上げる人。
電気工事や設備工事をする人。
左官屋さんや内装職人さん。
一軒の家には
本当にたくさんの職人さんの
技術と経験が詰まっているわけです。
大手ハウスメーカーであっても
ワタシたち地域の工務店であっても
その点は変わりません。
ただ・・・
どんなに地震に強い家と称賛される
大手ハウスメーカーであっても
大きくなればなるほど
現場は下請け、孫請けというふうに
お客様には顔の見えない現場となるわけです。
どれだけ完璧なマニュアルがあっても
それを職人さん達が
自分のプライドをかけて守ってくれるか?
そこだと思うんですよネ~
余ほどの監理体制も必要だと思います。
だからワタシは
どこの会社で建てるかも重要ではありますが
どんな考えで設計され
どんな施工監理のもとで
どんな職人さんが
責任を持って施工しているか。
そこに目を向けることが
本当に大切なのではないかと思うのです。
>「地震に強い=無傷」ではない
もうひとつ
家づくりに携わる者として
ぜひ知っていただきたいことがあります。
それは
「地震に強い家」と
「地震でも何も壊れない家」は
同じ意味ではない
ということです。
どんなに強い家と言っていても
震度7クラスの巨大地震では
石膏ボードにヒビが入って壁紙が切れたり
地面の揺れも桁外れですから
設備に被害が出たりすることもあるでしょう。
でもこれは
建物の構造そのものが壊れた
という話とは別です。
建物には人の命を守るために
揺れを受け止める部分や逃がす部分
そして制震する部分と言うふうに
いろんな計算をされて構造体を守っています。
もちろん
被害は少ない方がいいに決まっています!
でも、本当に大切なのは
大地震のあとも家族が命を守られ
自宅で暮らし続けられるかどうかです。
住宅会社が「地震に強い」と伝えるなら
その言葉が何を根拠に意味するのかを
もっと丁寧に説明する責任があると思うのです。
> 許容応力度計算にこだわり自社で監理
ワタシたち暮匠では
「耐震等級3」という言葉だけで
お客様に伝えるのではなく
根拠に基づいて説明をしています。
その中のひとつが
許容応力度計算による耐震等級3
へのこだわりです。
一本一本の柱にどれだけ力がかかるのか?
それは材質や太さによっても変わります。
梁にはどんな負担がかかるのか?
壁にはどんな負担がかかるのか?
地震だけでなく
雪や風も含めて建物全体のバランスを
細かく確認しながら設計する。
この構造計算
すなわち許容応力度計算は
担当の社員が行っていますが
それはそれは気の遠くなるような
細かい入力をひたすら行います。
ワタシも画面を覗いたことがありますが
脳みそ閉店ガラガラとはあのこと
見てるだけで気が遠くなります。ヾ(≧▽≦*)o
印刷すればA4コピー用紙100枚を超す
それを彼がコツコツと入力するわけですが
責任は重大です!
お客様の命がかかっていますからね!
どれだけ素晴らしい間取り図があっても
それだけでは家は完成しません。
間取り図をもとに構造計算をし
正式な設計図をつくりあげる。
その設計図どおりに
現場で正確につくること。
見えなくなる部分ほど
丁寧に施工すること。
検査を繰り返しながら
品質を確認すること。
こうした積み重ねがあって
初めて「強い家」性能は発揮されるわけです。
お客様の要望の聞きながら
社長が設計し
構造計算担当の社員が
許容応力度計算をし
正式な設計図に仕上げる。
それを設計図通りに
社員大工が
丁寧に正確に施工する。
その監理を建築士の社長が
長年の大工経験をふまえて行う。
これが暮匠の
地震に強い家づくり体制です。
> それでも「会社名」で決める?
テレビCMをたくさん見かける会社だから安心。
有名なハウスメーカーだから安心。
そんなふうに思いたくなる気持ちは
ワタシもとてもよく分かります。
健康食品や化粧品など
やっぱり有名どころは安心感があります。
でも・・・
家って返品交換できるモノではないし
一生払い続けるローンを背負って
なおかつ家族の命を守らなくてはならない
あなたの財産となるわけです。
本当に安心できる家とは
ブランドだけで決めて良いのでしょうか?
どんな考え方で設計しているのか?
現場をどれだけ大切にしているのか?
職人さんとどんな信頼関係を築いているのか?
完成したあとも
お客様の暮らしを守り続けようとしているのか?
そうした目には見えにくい部分にこそ
その会社の家づくりに対する姿勢が
あらわれるのではないでしょうか。
まぁ~
だからといってソレが
お客様に分かるかというと
現場の様子を見ているわけでもないし
社長と職人さん達の会話を聞くわけでもないし
分かるはずもありませんよね?
書いておきながらワタシも
ちょっと上っ面な言葉だなと思いました。
なら、どうするか?
はい、ワタシを信じていただきたいです!
はい、毎日コツコツと
役に立ちたい一心で書いている
ワタシを信じていただきたいです!
今回、Threadsに流れてきた
たくさんの投稿を読みながら
まだまだワタシに出来ることなないか?
考えさせられました。
最後になりましたが
家のヒビや壁の剥がれに
ショックを受けておいでる皆さま
震度7でその状態で済んだのですから
家の下敷きにならずに済んだのですから
ちゃんと強い家だと思いますよ!o(* ̄︶ ̄*)o
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それでは今日は、これでオシマイ!
また、あした~ ヾ( ̄▽ ̄)


