性能の話 2026.06.13

家の骨は見えなくなる|耐震等級3の基礎配筋で分かる家の強さ

NO.1134

許容応力度計算による耐震等級3の家の
基礎コンクリートが流し込まれる前の
配筋を見たことはありますか?

家づくりを考え始めると
多くの方が気になるのは間取りや外観デザイン
キッチンや内装の仕様などですが

ワタシたちの立場からすると
本当に大切にしたいのは
完成後には見えなくなってしまう部分です。

その代表が「基礎」です。

先日、耐震等級3で建てられる家の
基礎配筋工事が行われ
配筋検査も完了しました。

その配筋を見ながら思ったのです。
「これは見てもたうべきだ!」って。

きょうは、昨日のお約束どおり
配筋された現場の様子をご覧いただきます。

 

 

ブログを書いているのは

富山県砺波市の工務店
株式会社暮匠(くらしょう)です。

自然素材の家でありながら
許容応力度計算による
「耐震等級3を標準仕様」とし

あなたと家族の
命を守る家づくりをしています!

バカがつくほど構造と性能にこだわる社長の
姉さん女房こと小橋博美が

365日ぶっ続けで書いています気づき照れ

 

 

もともと強い家づくりを
心掛けてきたワタシたちですが

能登半島地震の倒壊の惨状を
現地で自分の目で確認したときに

家のつくり方次第で
こんなにも人の命を左右するのだと
あらためて痛感しました。

いま住んでいる家で

これから建てる家で

また大きな地震が来た時に
ひとりでも多くの人が
命を落とさぬよう

家づくりを考える人が
間違った道に進まぬよう

正しい道しるべでありたい。

そんな想いで
毎日投稿しています!(●’◡’●)

 

 

 

> 2026.6.13

 

> そもそも配筋とは何でしょう?

簡単に言うと

配筋(はいきん)とは
コンクリートの中に入れる
鉄筋を組む作業のことです。

皆さんが見たことのある基礎は
コンクリートで覆われているため
中の鉄筋を見ることはまず無いでしょう。

でも

実は、この鉄筋こそが
家を支える大切な骨組みなのです。

人間の体に例えるなら
鉄筋は「骨」
コンクリートは「筋肉や皮膚」
と、言ったところでしょうか!

骨がなければ人は立っていられないように
鉄筋がなければ丈夫な基礎はつくれません。

この配筋の現場を初めて見る方は
鉄筋の多さに驚かれます。

 

> 地震に強い家は基礎から始まる

コンクリートは
上から押される力にはとても強い材料です。

その一方で
引っ張られる力や曲げられる力には
弱いという特徴があります。

 

 

分かりやすい本で例えると

上から押しても潰れませんが
ねじったり引っ張ったりすると破れますよネ?

 

地震が起きると
建物にはさまざまな方向から力が加わります。

その力を受け止めるために必要なのが
コンクリートの中の鉄筋なわけです。

暮匠では全棟
許容応力度計算による耐震等級3を
標準仕様としています。

それは、ワタシたちには
ご家族の命を守る責任があるからです。

耐震等級3は、消防署や警察署など
防災拠点と同等の耐震性能とされる
最高等級の建物です。

何となく強そうだから
鉄筋を増やしたのではないのですよ!

建物にどれだけの力がかかるのかを計算し
その力に耐えられるよう
一本一本の鉄筋が配置されています。

つまり

家づくりにおける強さは感覚ではなく
きちんとした計算によってつられるべきだと
ワタシたちは思っています。

 

 

> 家の背骨とも言える「地中梁」

現場の写真を見ると
中央部分に特に太く鉄筋が組まれている場所が
あるのが分かると思います。

 

 

これは地中梁(ちちゅうばり)と呼ばれる部分です。

ワタシはいつも、この部分を
家の背骨のようなモノだと見ています。

背骨がワタシたちの体を支えるように
地中梁は建物全体を支える
重要な役割をになっています。

大きな地震が発生したときも
この部分が建物をしっかり支えてくれるのです。

完成すると床の下に隠れてしまいますが
家を支える大切な存在なのです。

 

> 配管の周りまでしっかり補強

生活するのに欠かせないのが
水まわりの配管です。

現場では
その配管が通るための穴や
配管自体もたくさん見られます。

 


そう、心配になりますよね?

 

安心してください!

その部分こそ
しっかりと補強が行われています。

 

 

配管の周囲には斜めの補強筋が入れられ
力が集中しないよう工夫されています。

配管の種類によっては
専用の金具でしっかりと固定します。

見えない部分ですが
こうした細かな配慮の積み重ねが
建物の耐久性につながるのです。

社長の最も拘りたいところでもありますね~

o(* ̄︶ ̄*)o

 

 

> 職人の勘ではなく設計図どおりに

現場では鉄筋の間隔や高さを測りながら
細かい作業が進められます。

「だいたいこのくらいで…」
そんな感覚で組まれているわけではありません。

計算された設計図に基づいて
決められた位置に正確に配置されます。

一本一本の鉄筋に意味があり
建物の安全性につながっていますから
職人さん達のプロ意識がココに現れます。

見れば見るほど細かい作業だというコトが
分かっていただけると思います。

正直なところ

許容応力度計算をしない配筋は
ここまで細かくないので
職人さんにとっては
暮匠の現場は面倒なのです。

はい、とっても面倒なのです!ヾ(≧▽≦*)o

どれだけ面倒かは
計算をしていないであろう
配筋と比べると一目瞭然ですよね?

 

 

それでもこうやって丁寧に
図面通りに仕上げてくれる職人さんには
本当に感謝しかないのです。

 

> 見えなくなるからこそ見てほしい

家づくりの中で
完成すると見えなくなる部分はたくさんあります。

この配筋もそのひとつです。

壁は塗り替えることができるし
キッチンも交換することはできます。

しかし基礎はそうはいきません!

だからこそワタシは
コンクリートで見えなくなる前の状態を
ぜひ見ていただきたいと思ったのです。

家の本当の価値は
見えなくなる性能部分だと思っています。

この耐震にしろ断熱にしろ
完成してしまえば見えなくなりますが
住む人の命と暮らしを守るための要なわけです。

これから家づくりを考える方には
ぜひ一度、完成前の現場も見ていただきたい!

きっと家への考え方が変わるはずです。

そして

きっと通りすがりに基礎を見つけたら
覗いてみたくなりますよ!

 

> 社長のひとりごと…

じつは理不尽なことがあるのです。

ワタシたちは
住む人の命を守るために
許容応力度計算をして
強い基礎をつくりたいのに

きちんと計算をした確認申請ほど
あーだこーだ言われて確認が厳しいのです。

安全の為に厳しいのは仕方がないにしても
計算されていない基礎の確認が甘いのは
おかしな話である。

最低限の決まりが守られていればOKなんだとか…

つくづくおかしな話である。

 

まぁ~、それでも
暮匠の考えは変わりませんが!( ̄︶ ̄)↗

 

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それでは

今日は、これでオシマイ!

また、あした~ ヾ( ̄▽ ̄)

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