株式会社 暮匠

家づくりコラム 2024.06.13

「松尾設計室」松尾先生のセミナーレポート Vol.4

こんにちは、暮匠 代表の小橋です。

1月より、東京・神田で開催されている
省エネハウスのセミナー全6回)に
4月も参加してきました。

講師は、“住宅の省エネ設計分野の第一人者” として知られている
松尾設計室」の松尾和也先生です。

*第3回参加レポートコラムはコチラ ▶▶https://k-kurasyou.jp/column/920/

毎回、セミナーの冒頭は前回の復習からスタートします。
一度だけではなかなかすべてを吸収することができませんが、
繰り返し見聞きすることで、より自分の知識になります。

また、知っている知識も
より具体的に説明してくださることで
改めて勉強になることも多いです。

さて、今回のセミナーは、間取りやパッシブ設計についてのお話。

パッシブ設計とは、光や風などの自然の恩恵を取り入れることで、
省エネルギーで快適な住環境をつくり出す設計手法のことです。
最近、いろんな所で耳にする言葉なので、
ご存知の方も多いと思います。

パッシブ設計において大事なパーツである「」について、
配置や大きさの比率、季節や近隣を考慮した日射取得などを
解説していただきました。

ただ、富山は雪国という地域性も考えて設計しなければいけません。
松尾先生の手法は、雪が降らない地域を念頭にされているので、
それだけが全てではなく、
知識として取り入れつつも、地域に合ったご提案をしていくことが大切だと思いました。

また、お客様の中には、
大きな窓を設けたのに、
日中もカーテンを閉めて照明をつけているという人が少なくありません。

日当たりがよく開放的な家にしたいと窓を付けたけれど、
室内が丸見えなのが気になるからだそうです。
これでは窓を設ける意味がありません。

それなら、外が見えなくても閉塞感がない空間を作る方が
人の視線を気にせず過ごせてくつろげます。

どんな家が心地よいかは、人それぞれ違います。
お客様が求める以上の提案ができるよう、
あらゆる知識を吸収し、
お一人おひとりに合わせたオーダーメイドの暮らしをご提案したいと思います。

東京訪問も今回で4回目。
お気に入りのラーメン屋も見つかり、
セミナーの翌日に国立西洋美術館の常設展にも足を運びました。
すっかり東京に馴染んできましたが、残すところあと2回。
しっかりと学んでお客様に還元していきたいと思います。