家づくりコラム 2024.08.29
高性能住宅に欠かせない気密性能の重要性
こんにちは、暮匠です。
住宅性能において、「気密性能」は耳にすることは多くても
耐震性能や断熱性能と比べると
まだまだその重要性については
注目されていないのではないでしょうか?
実際、どれほど断熱性能が高くても
気密性能が低ければその効果は半減してしまいます。
例えば、ダウンジャケットを思い浮かべてください。
どれだけ高級なダウンジャケット(断熱)でも、
ファスナー(気密)を開けたまま着用していたら、
温かさが半減しますよね。
同じように、いくら優れた断熱材を使用しても
気密性が低ければ、隙間から空気(熱)が逃げてしまい
意味がなくなってしまいます。
気密性能の低い家は、断熱効果を発揮できないだけでなく、
壁体内結露やカビの原因にもなります。
特に年々夏の暑さが厳しくなり
夏型結露の危険性についても注目されている今、
気密性能が低い家は、家の寿命を縮めることにもなります。
だから暮匠では「気密性能」も重視しているのです。
30年、40年、50年と住み続ける家は、
今だけでなく、次の時代を見越した性能を備えるべきです。
それゆえ、常に新しい技術を取り入れ、
建築資材はワンランク上の品質のものを採用しています。
気密シートには、
ドイツ発の世界的メーカー、ウルト社(ウルトジャパン)の
調湿可変気密シートを使用しています。
この気密シートは、季節や湿度に応じて機能が変わり、
しっかりと気密(空気を通さない)しながら、
冬は防湿(室内の湿度を通さない)、
夏は透湿(高温多湿な壁内の湿度を外へ逃がす)することで壁内を良好に保ち、
木材の腐食の原因となる結露やカビの発生を防ぎます。
また、暮匠では、確かな性能をお客様にお届けするため、
気密検査は当社自費にて、
必ず「工事中」と「完成時」の計2回実施し、
計測結果報告書をお施主様にお伝えしています。
暮匠の家の実測平均値は「0.2㎠/㎡」。
これは国が推奨するC値基準0.5㎠/㎡を大きく上回ります。
気密検査は現場での測定のためごまかしがきかず
手間も時間も費用もかかります。
そのため、実施している工務店は少なく、
実施していても別途料金が必要な場合がほとんどです。
気密性能の良し悪しは、家の寿命(耐久性)にも影響します。
これから家を建てる方は、
ぜひ「気密性能の大切さ」にも感心を持っていただきたいと思います。
▶▶暮匠の高気密性能についてはこちらで詳しくご紹介しています。
https://k-kurasyou.jp/performance/