株式会社 暮匠

家づくりコラム 2024.04.16

能登半島地震から学ぶこと①

こんにちは、暮匠です。

能登半島地震から3か月以上が経ちました。

まずは、令和6年能登半島地震で被災されたみなさまに
心よりお見舞い申し上げます。
そして、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

3月上旬、暮匠はスタッフ全員で
能登の輪島へ行ってきました。

被災された方、今もなお大変な生活をしいられている方々には
本当に心苦しいながらも、
命を守る家を建てる者として、
どうしても倒壊家屋の現状をこの目で確認したかったからです。

数えきれないほどの道路の段差、陥没の凄まじさに、
息をのみ、目を覆いたくなるような光景が広がっていました。

山が崩れている様も
大雨の時の崩れ方とはあきらかに違い、
中には家をのみ込んでいる現場もありました。

こんなにも大地を壊した大きな揺れ。
地震発生時に、怖くて庭に飛びだした揺れとは
きっと比べものにならないのだろうと思います。
想像するだけで恐怖しかありませんでした。

輪島朝市が行われていた会場周辺にも行きました。
ニュースでご存知の通り、
風情ある朝市の街並みが、今や一面焼け野原…。
映像でみるより残酷で、
黙って見ることしかできませんでした。

すぐ近くの海沿いは、
数えきれないくらいの亀裂と段差でタイルはめくり上がり、
アスファルトは終わりがないほど歪み、
地面が裂けてしまっているような状態。

地面のあちこちが10cm以上盛り上がり、
写真奥にいる社長の足元すら見えません。

そんな中で、すぐ近くの新築の家2棟が、
不思議なくらい見た目には無傷で残っていました。
風向きの具合もあったのか、
運も良かったのか…。
新築だけに
もしかしたら防火地域で外壁の考慮もされていたのかもしれません。

能登を訪れて一層強く確信したのが、
住宅建築に携わる者として
この恐ろしいチカラに負けない強い家を建てなくてはいけないということ。

火事と津波はどうにもできないけれど、
地震に負けない家は建てることができる!
そう心に言い聞かせながらの視察でした。

一度ではお伝えしきれないので、
実際に目で見て、肌で感じてきたこと、
現地で勉強できたことを
シリーズでお伝えていきたいと思います。